50代独身女性ふたり旅!おすすめビーチコーミング
北海道の実家に友人を連れての帰省の旅
友人の旅のテーマ「北の海でガラスのうき玉を拾う」
まずは、これをかなえるために海に向かうことになりました。
千歳空港から実家のある余市までは車で1時間30分くらい
レンタカーを借りてのドライブ旅行です。
千歳空港でレンタカーを借りるときは
1階にレンタカー会社の受付カウンターが立ち並んでいる場所があり
そこでレンタカーの申し込みをすると営業所までの送迎車に案内して
もらえます。
ここで(送迎車待ちの時間+営業所までの時間)=15分~30分
営業所到着後にレンタカー最終手続きをすませ、レンタカーへ乗車と
なります。混雑時はここでも多少時間を要します。
札幌方面へは、道央自動車道料金は(通常890円)
お天気も良く最高のドライブ日和
北海道の広々とした景色に一気に心も体も開放されて行きます
ビーチコーミングをするため、目指すは、銭函海岸
ここはJRの駅名とおりの「銭箱」が吊り下げられている事で
有名でした。金運がつくからと入場券を求める人もいたようです。
海水浴場があり夏は大勢の人たちで賑わう銭函海岸。
シーズンオフの浜辺ですが、お天気が良いので
散歩するひとたちの姿もみられます。
嵐のあとなのか、砂浜にはたくさんの漂着物があり
ビーチコーミング目的のわたしたちには最高の環境。
ビーチコーミングとは
【Beach combing】と書きます。海岸に打ち上げられた漂着物を拾い集めることを
目的に楽しんだり、観察したり、標本やハンドメイドの材料にしたりすることをいいます。
骨董の世界では「海場がり」と呼ばれていたようなので、漂着物のなかには、思いも寄らぬお宝があるのかも知れません。
combing=すくこと、すきとる という意味なので、海辺をたんねんにすいて、お宝を
すき取るイメージでしょうか。
さて、さて、
目的の浮き玉、探すとけっこうあるんですよ
ただし、プラスチック製。ガラスの浮き玉はなかなか見つかりません。
わたしは、海で山のものを探すことをテーマに拾いました。
こんな感じ
海にあらわれ彼方から運ばれてきた「くるみ」…
ああああーほんとうに良い日です。
北海道の初夏の海
ビーチコーミング銭函海岸おすすめです
さて、銭函海岸でのおすすめのお店があるんです
石造りの蔵のカフェ「大坂屋」
ここの2階はとても静かで居心地がよくお茶が楽しめます
ふるい、ふるい、ジュークボックスがあり
「青い影」なんかをききながらすごすひととき
木の階段コンコンとあがる音
床がかすかにきしむような音
カチ、コチ、カチ、コチ、古いかけ時計の振り子がゆれるように
静かに時が流れます
ストアハウス大坂屋
所在地:北海道小樽市銭函2丁目3-4
電話:0134-62-6425
営業時間:10時30分~20時
定休日:月曜定休
この銭函は
地名の由来は、諸説あります。
ひとつは、アイヌ語の地名かきているという説と
和名で「鰊漁が盛んだった時代に漁師の家の軒先に銭の箱が積まれていた」ところから由来しているという説があります。
札幌からのアクセスが良いし、地元の旅好きの穴場スポットになっているようです。
おいしいポトフを食べさせてくれるお店や、かわいい雑貨屋さんもあるようです。
浜辺近くに、寡黙な高倉健が暮らしていそうな民家を発見。
実際に駅STAITIONという高倉健主演の映画の冒頭シーンがここで撮影されているようです。
お天気の良い休日、行くあてがないなら
「ビーチコーミングに銭函へ行く」おすすめです。
銭函をあとにし、小樽を経由して実家のある余市へ
2日目の朝も最高のお天気に恵まれました。
朝のうちに、ガラスの浮き玉探しに浜中海水浴場の砂浜へいきました。
地元の浜でビーチコーミングなんてしたことありませんでした。
浜を歩いてみると、昨日の銭函とは主な漂着物違うことに気が付きました。
青い空、白い雲、
透明な光をうけながらゆれるようによせる波
ああもう、サイコーなのんびり感です。
しあわせオーラーに包まれて、楽しそうなわたしたちの姿に
引き寄せられたか、磯周りの小舟が近付いてきました。
何の漁かな…「ほら、うにだける」といって漁師のおじさんが
ポーン、ポンポーンとまさにとりたてのウニを投げてくれたのです。
「うわ~うにだ!!!」「おじさんありがとう!!」大感激で
浮き玉探しはすっかり後回しにして、家に戻り、獲物のウニを
堪能。
あれは神様の贈り物としか思えない、感動の光景でした。
余市は札幌から札樽自動車道で1時間くらい
国道5号線沿いに海の景色が広がります。余市の先には
積丹半島、神威岬、積丹ブルーと呼ばれる海が広がります。
ちなみに、余市の地名の由来はアイヌ語でヘビの多いところ
を表す言葉からきています。
海の幸あり山の幸ありで、日本のウイスキーの父竹鶴政孝が
ウイスキーのふるさとに選んだ地です。
古くから果樹の町として林檎、梨、いちご、さくらんぼ、ぶどうなど
栽培されてきました。近年は、ワインぶどうの栽培が盛んとなり、
ワイナリーがあちこちみられるようになりました。
秋、ぶどうが実る季節になると、農道中にぶどうの香が漂うそんな
余市町です。
友人は、銭函でひとつ小さなガラスの浮き玉を発見。
立ち寄った小樽の浮き玉工房で、おみやげにとガラスの浮き玉をもらい
もう最高の旅となりました。